最初のフルタイム社員に退職(された)エントリー

みんなのコード最初のフルタイム社員が退職し、退職エントリーが投稿されていました。

 

 

フルタイム社員に退職されるのは事業を始めて5年目で初めてなので少し振り返ってみました。


彼女のことを振り返ると、多くの立ち上げ段階のベンチャー企業と同じように彼女もこちらも滅茶苦茶でした。

 

2015年末に大阪でのプログラミング教育明日会議(シンポジウム)をリモートで手伝ってもらったという縁からオンラインでオファーをしました。大したスキルチェックもずカルチャーマッチだけで、オファーをしました。(成長企業あるあるの話ですが、今の当社の採用基準だと厳しいスキル感だったかと思います。)

 


そして、前のめりな彼女はオンライン面談の中で給料を聞く前に「入社します」と言い、さらに、「来週東京に引っ越します。」と逆にこちらも戸惑うスケジュールで入社となりました。

 


入社後は中々大変な時期が続きました。それまでのみんなのコードはいわゆる有名企業、外資IT系企業、ベンチャー企業のハイスペックプロボノと大学生離れした優秀なインターン生からなる組織でした。彼女はそういった人と議論した経験がほとんどない状態でその中に飛び込み、当初は毎週「論理的に物事を考えるとは何か」を1on1で叩き込んでいました。そして、それでもなかなか身につかず大変でした。。

 


しかし、一方で今回の記事でも書いてあるように、私のラクスルでの経験やみんなコードが立ち上がる過程で将来彼女の為になるであろうことは色々関わってもらいました。

 


言葉化出来るところだと、採用、新規プロジェクトのマネジメント、論理的な思考、古い組織との対応ですし、言語化しにくいところだと、代表の立ち振る舞い(悪い面も)やガッツの大事さとかもきっと吸収していると思います。

 


2年半を経て、今回の退職エントリではまともな文章が書けるようになっていて、当時を知る者としては大人になってからも本人の意志と環境があれば力がつくんだなと改めて感じました。

 


個人的にはもう少しみんなのコードで仕事をしてもう一段力を付けて独立すると良いのではないかとも思います。しかし、独立して先頭に立って頑張ることが何より力がつくのでここからは彼女の取り組みを支援していきたいと思います。

 


ほぼ同じ領域で、同じ方向を向いている非営利法人同士ですし、有難いことに新組織の理事もさせていただいています!

 

 

そして、彼女の取り組みも応援して欲しいのですが、みんなのコードもエンジニアやプロジェクトマネージャー、事業開発責任者等を絶賛採用中です。こんな社風の組織に興味ある方は連絡いただければお茶やオンラインミーティング等しますのでご連絡ください!